第3回 総泉病院 学術大会
7月8日(土)、今回で3回目を迎える「総泉病院学術大会」が行われました。
院内外を問わずおよそ80名の参加者を迎え熱気を帯びた非常に中身の濃い大会となりました。
大会冒頭では内野院長より「総泉病院の現状と今後の展望~地域から信頼され続けるために~」
と題して基調講演をいただきました。当院の現状を踏まえ、総泉病院はどのような病院であるかを
見つめ直し、今後、当院の特徴を生かしながら、どのような方向へ進むべきか事業計画を含めながら
の講演でした。院内での透明性を高め、チーム医療を推進していくこと、更には地域との結びつきを
強め、地域包括化ケアの拠点となり、「総泉病院なら安心」と信頼していただける病院を目指すこと
を宣言していただきました。
基調講演に続き、誠馨会法人本部より棚町次長を招き、「高齢化社会と誠馨会役割」と題し、
特別講演をしていただきました。誠馨会グループの概要の紹介から、誠馨会は高度急性期医療から
在宅までを支えることができる組織であること、更に今後は病院単体ではなくグループ全体が協力
することにより、質の高い医療・看護・介護の各サービスを提供することで地域社会の医療福祉に
貢献していくという理念を示していただきました。
その後、各部署・委員会から11題の演題発表が行われました。その中で、3演題に賞が贈られました。
当院のアピールポイントを生かしつつ、我々は患者さんのために何ができるか、またどのように
貢献できるかを考えさせられる演題発表となりました。
「低体温症と抹消冷感のある患者に対しての足浴の効果」 川戸靖子
「終末期リハビリテーションに対する意識調査」 安斎登紀子
「働き続けられる職場環境を目指して」 中島恵美子
「当院の物忘れ外来における看護師の役割」 吉田愛
「看護師・介護士の終末期ケアに関する意識調査と業務改善」 菅谷美穂
「インフルエンザアウトブレイク時に薬剤師だからこそできる貢献」米川英宏
「認知症ケアチームの活動」 平山元博
「生活機能訓練について」 青木宏治
大会を通じて、職員のスキルアップやモチベーションの向上につながる有意義な学術大会となりました。