首都直下型を想定!大規模地震時医療活動訓練を実施しました

最近、日本だけでなく世界各地で大規模災害に関する痛ましいニュースが報じられています。
非常時の備えや対応がこれまで以上に必要とされる状況ともいえるでしょう。

9月27日、28日に首都直下型地震を想定した内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練が
全国規模で行われました。

「千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県に甚大な被害が発生している!」とういう想定で、
当院は28日に関連4県などが参加する大規模な訓練に参加し、DMATの受入れと連携の
訓練を行いました。

DMATとは医師、看護師その他の医療職と事務職員で構成される「災害派遣医療チーム
(Disaster Medical Assistance Team)」の略語で、大規模災害や多数の傷病者が発生
した事故現場などに、およそ48時間以内に活動できる機動性を持ち専門的な訓練を受けた
医療チームのことです。

当院としては、2019年に房総半島を直撃した大型台風による長期間の停電で実際にDMAT
の支援を受けて以来、5年ぶりの受け入れ体験となりました。

今回の訓練では、筑波大学附属病院から派遣されたDMAT3名と当院の医師、看護師、
ソーシャルワーカー、事務職員の合計9名でディスカッションを行いました。
本番さながらのやり取りに身が引き締まる思いでしたが、当院の山上院長の講評を
もって約1時間の訓練は無事に終了。ミッションクリアとなりました。

IMG_9631正式版

訓練にご協力くださった千葉県総合救急災害医療センター、東北労災病院、筑波大学附属病院、
DMATの皆さまに心より感謝申し上げます。

この訓練の成果を有事の際に活かすことで患者さんやご家族の安心・安全を守っていきたいと
思います。