イベント報告 8月 涼風祭りを開催しました
今年も、恒例の涼風祭りを開催しました。
開院当時から行なっている夏のイベント、今年で27回目です。
年に一度のお祭りを、患者さんにもご家族にも楽しんでもらおうと実行委員会が発足したのは5月のこと。
それからの数か月、駐車場の草刈りから、屋台の機材の準備、テントの設営や会場の準備…。
実行委員を中心に、準備を重ねていました。
この日の天気予報は「雨」。
会場は「雨の日対応バージョン」で準備されました。
午前中から、院内はいつもと違う雰囲気。
あちこちで、模擬店の準備がされ、手作りの看板が並びます。
おや、どこからか甘い匂い。これは…わたあめの屋台でした。
病棟では、浴衣姿の女性が患者さんに声をかけています。
どこかで見たことのあるこの女性…病棟の看護師でした。
この日ばかりは白衣ではなく浴衣での勤務です。
病棟の一角に、カーテンで仕切られた場所。
中から、車いすの患者さんが浴衣姿で出てきました。
患者さんにも浴衣を来てもらえるよう、カーテンの中で着付けが行なわれています。
さあ、身支度は完了。
お祭り会場である1階へ向かいましょう。
ロビーでは今年もジャズバンドの演奏。
当院の前事務長が、今年も自慢の歌声を披露してくれました。
受付では、事務部の女性職員がチケットの販売に大忙し。
院内がどんどん賑わっていきます。
「わぁ~!やった~!」という声と拍手が聞こえてきました。
ここは、ヨーヨー釣りの屋台です。
リハビリテーション部のスタッフが、次から次へとヨーヨーを膨らませてビニールプールの中へ入れていきますが、みなさん上手に釣られるので、どんどん減っていきます。
ウッドデッキに並ぶ、食べ物の屋台。
焼きそばにじゃがバタ、フランクフルト…
さあ、何から食べましょうか。
思い出ミュージアム前に、少しずつ人が増えて「場所取り」が始まりました。
今年も来てくださった、小山流の三味線演奏のみなさん。
病棟からは、車椅子だけでなく、ストレッチャーに乗って患者さんが降りてきます。
「三味線の演奏が聞けて良かったよ。ありがとう」
普段は病室で過ごすことの多い患者さんが笑顔でそう言ってくれました。
「わぁ~、久しぶり!」
この日はそんな声も多く聞かれました。
以前当院で働いていた職員が、懐かしい顔を見せたり。
育児休暇中の職員が、新しい家族を紹介したり。
かつて当院に入院されていた方や、そのご家族も当時の思い出話をされていました。
たくさんの「この日ばかりは」の思いが溢れ、あらためて、病院とは人と人とのつながりを感じさせる場所だと感じた1日でした。
涼風祭り開催にあたって、ご支援、ご協力を賜りました皆様に、心より御礼申し上げます。