部門活動報告 リハ部 第1回千葉ボバース勉強会
4月16日、「日本ボバース研究会」の千葉ブロック勉強会が当院で開催されました。
ボバースアプローチとは、イギリスの医師である故カレル・ボバース博士と理学療法士の
ベルタ・ボバース夫人により開発された、リハビリテーション治療概念のひとつです。
脳や脊髄といった中枢神経系の可塑性(損傷された神経回路網の修復過程)を活用し、
中枢神経疾患に起因した障害を患った方々の機能改善を目指す治療です。
1940年代に始められ、その後、世界各地で多くの指導的立場の療法士を輩出し、
さらに治療内容を発展させながら世界的に普及しています。
2008年より千葉ブロックとしての活動を開始し、現在はブロック長を
当院、理学療法士安斎登紀子が努めています。
今回は、IBITA認定基礎講習会講師で、順天堂大学医学部付属順天堂医院の理学療法士
保苅吉秀先生をお招きし、講義、実技提示、デモンストレーションを行って頂きました。
県内外から24名の受講生があつまり、講師のデモンストレーションを間近にみて学び、
その後はグループに分かれ実技練習を行いました。
千葉ブロックスタッフが各グループにアシスタントとして入り、受講生一人一人に
個別性の高い指導をして頂きました。
今後も患者様へより良いリハビリテーションを提供し、患者様に寄り添える療法士に
なれるよう、切磋琢磨し技術向上に励んでいきたいと思います。