第25回日本慢性期医療学会報告
今年の開催地は東北仙台でした。
仙台市では今年で伊達政宗公生誕450周年を迎える賑わいで、戦国時代の乱世を生き抜いた政宗公と、医療・介護診療報酬同時改定である激動の時代を迎える私たちの心境と重なる思いで参加いたしました。
今年のシンポジウムテーマは「地域が創る慢性期医療-新たな医療への挑戦-」と医療事業者・介護事業者が今後の方針を模索しようと熱気のある雰囲気で繰り広げられました。
国策である地域包括システムという概念が診療報酬改定に反映するのは明らかで有り、慢性期医療においても積極的な治療が求められ、地域に支えられる病院から地域を支える病院へと具体的な取り組みが見えて参りました。
口頭発表では、当院から5演題、さらに他施設からの慢性期医療における様々な取り組みを知ることができ、今後の慢性期医療の可能性を改めて感じることができました。
当院発表演題
細菌検査オーダーシステム導入に伴う効果 検査科
医療フットケアの取り組み 看護部
~グラインダー導入の感染対策を試みて分かったこと~
療養型病院における虐待受傷患者の事例 地域医連携室
~MSWとしての行動規範~
ADL向上における記憶の重要性と考察 リハビリテーション部
療養病床におけるシスタチンCを用いた腎機能評価 薬剤部